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ヴィルマール・クール・ド・キュベェ 格付けを超える職人の味 [シャンパン]




シャンパンのRM(自社畑でのブドウで醸造)の中でも指折りの人気を誇るヴィルマールです。
リリー・ラ・モンターニュ村の中心にあるメゾンは、1890年からシャンパンを造っていますが、前当主の
ルネ・シャン氏の時代に大きな変革がなされ品質が飛躍的に良くなり、その後の躍進のきっかけとなりました。


樽職人でステンドグラス作家であったルネ・シャン氏は、当時から有機栽培を推進し、それは現当主の息子
ローラン・シャン氏に引き継がれヴィルマールの名声を確立しました。

除草剤、化学薬品を一切使わないビオロジックによる栽培と収量制限されたブドウそのもののポテンシャルを
生かし切っている訳ですね。
リリー・ラ・モンターニュ村のベストな土地を所有し、11haの畑から年間約7,000ケースのみのシャンパンを
出荷しています。

1989年からシャンパン造りに携ったローラン氏は、巧みな樽使いによって自らのドメーヌを他から抜きん出たも
のにしています。

クリュッグやジャック・セロスと同じく木樽発酵、熟成を行い、すべてのシャンパンについて樽醗酵を行っている
ヴィルマールですが、特にヴィンテージシャンパンは、オークの小樽で醗酵・熟成させられることによって酸が
穏やかになり、クリーミーな丸みを帯びるようになっています。

この絶妙な樽使いから一部では「レコルタンのクリュッグ」とも評されています。
フランス国内外の星付きのレストランがその少ない生産量を競ってオンリストしています。
当然、日本への入荷量も少なく、シャンパンファンには垂涎の的です。
ピノ・ロワール20%、シャルドネ80%で樹齢は50年以上の古樹。新樽をにて発酵、熟成され8年以上瓶塾を経てリリ-スされた至極の1本です。

その中でもクール・ド・キュヴェは「キュヴェのハート」という意味で、一番絞りの中の一番絞りということになります。


味わいはシャルドネの爽やかな風味が優勢なものの、ピノ・ロワールの赤っぽい風味と味、樽香のアクセント
が効いていおり味わいが深いものがあります。


>>[2004] ヴィルマール クール・ド・キュヴェ   750ML

>>ザガットサーベイ東京のレストラン〈2013〉








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