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アンリオ・キュヴェ・アンシャンテルール アンリオ家の誇り [シャンパン]




プレステージ・シャンパンで有名なアンリオ家の歴史は意外に古く1550年ごろまでさかのぼります。
もともとアンリオ家はシャンパーニュ地方最大の都市ランスでワイン商を営んでいました。

18世紀にワインの生産を開始し、1808年には、後に世界を席巻するシャンパンを世に送り出したのです。その後のアンリオ家の名声はシャンパンの品質とともにますます磨きをかけられ、年間約100万本と小規模な生産ながら、世界的に著名な評論家や専門誌から高く評価され賞賛されています。

1905年、当時のアンリオ家の当主アレクサンドル・アンリオ氏はオーストリア・ハンガリー皇帝フランツ・ヨーゼフ一世によってハプスブルク宮廷にアンリオのシャンパンを納める許可を与えられました。

同時にアンリオ社の商用書類にオーストリア・ハンガリー国の紋章を記載することも許可されました。

これは、アンリオ家にとって非常に名誉なことであり、現在はほとんどのシャンパン・メゾンが巨大企業グループに飲み込まれていますが、アンリオはその名声を汚すことなく、現在も家族経営を守り続けています。

アンリオは、25haの自家所有畑のみならず、契約農家についても優れた区画を保有している農家と長期の契約を結んでいます。

大半がグラン・クリュとプルミエ・クリュの格付け畑で、特にコート・デ・ブラン地区のシャルドネは土壌も気候にも恵まれ、エレガントな酸を構成する役目を担っています。
ワインに繊細さをもたらす、樹齢の古い樹を持っているかも重要なポイントなんです。

原酒となるワインの長期熟成のポテンシャルを重視して、シャンパンでは珍しく、伝統的にムニエ種を使用せず、シャルドネ種とピノ・ノワール種のみを使用しています。

軽やかさとフレッシュ感はシャルドネから、力強さとワインの持つ骨格は熟成したピノ・ノワールから生み出されています。
これはワインとしての表現力や熟成のポテンシャル、エレガントさを尊重する、アンリオの特長ともいえるものです。

使用するブドウの大半はグラン・クリュかプリミエ・クリュの畑産で、ノン・ミレジメ(NVのこと)の「ブリュット・スーヴェラン」でさえ、平均使用率は97%と高いのです。

 また、ワインとしての品質にこだわるアンリオの特長として「豊富なリザーブワイン」があげられます。アッサンブラージュには20以上のクリュからのワインを使用し、また複数のヴィンテージのワインも使用します。これにより、複雑で深みの
あるメゾン・スタイルの一貫性を保つことができ、また多彩なスタイルを表現できます。各ヴィンテージの特色を表現する
ことも可能になります。

もうひとつの特徴は「長い瓶熟期間」にあります。グラン・クリュの原酒は非常にパワフルで酸味豊かなため、オリと触れ合った状態で長い期間熟成させることが可能で、他のメゾンよりも瓶熟期間を長く設定しています。
(マチュラシオン・シューリ・リー)

アンリオ社こだわりの品質は、世界的に著名なワイン評論家ロバート パーカー氏によって最高評価の5つ星に値すると賞賛されました。

「アンリオ・キュヴェ・アンシャンテルール」のアンシャンテルールとは、カーヴでワインが発酵するのを見守る職人を意味する古くからのシャンパーニュ地方の言葉からとっています。

ヘーゼルナッツやカラメルのような熟成香とシトラスやミントのような爽やかさ、スパイスやモカのような複雑味がバランスがいずれも高いレベルでバランスをとり、しっかりとした厚み、長い余韻を生み出しています。


>>>PP:92Pt!アンリオ・キュヴェ・アンシャンテルール・ブリュット・ミレジメ [1996] (アンリオ)...









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