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ゴッセ・セレブレス・エクストラ・ブリュト1998 [シャンパン]




ゴッセは通好みの骨太のシャンパンと言われますね。
それは、ゴッセの持つ歴史にあるのかも知れません。

ゴッセは1584年にシャンパーニュ地方の中心に位置するアイ村の市長でもあったピエール・ゴッセ
によって設立されました。

アイ村は赤ワイン産地として有名だったため、もともとゴッセは「ヴァン・ド・アイ」という赤ワイ
ンを造っていました。
フランス国王でブルボン王朝の創始であるアンリ4世がこの地に寄った時は、このワインを愛飲して
いたそうです。

ゴッセが長い歴史を刻んでいるのも、シャンパンはシャンパンである前にワインであるということの
証でしょう。
そういう意味では、シャンパン最古のメゾンであるルイナールより歴史のあるシャンパンメゾンと言
えるかもしれません?

ゴッセが、「最も小さく偉大なシャンパンメゾン」と呼ばれる理由は、そんなメゾンとしての生い立
ちだけでなく、今でも伝統的な技法にこだわり続けている点にあります。

そういう職人気質の強いシャンパンを好む愛好家たちを惹きつけてやまないブランドなのです。

その製法とはキュヴェ(一番搾りのぶどう果汁)だけを使用し、ぶどう本来のフレッシュなアロマを
残すため、マロラクティック発酵(酸味を押さえるための乳酸菌による発酵)を行いません。

また、清澄作業も濾過をあまり綿密に行うと味わいが損なわれるため、自然な沈殿を待ち、上澄みを
タンクに移し替える作業を中心に行っています。

ルミュアージュ(動瓶)も全て熟練した職人の手により行われ、デゴルジュマン(澱抜き)後も、最
低で3か月から1年の間、出荷までボトルを休ませます。

その他、ボトルの箱詰め、パレット積みに至るまで、全て手作業で進められています。

まさに「職人気質を貫く老舗」と評されるゴッセの仕事ならではです。
手間のかかる製法ですが、これがゴッセ特有の骨太の通好みのシャンパンになる訳です。

その中でもプレステージ・ヴィンテージ・シャンパン「セレブリス・エクストラ・ブリュット」はド
サージュ(リキュールによる糖度調整)を3.5g/Lに抑え、長期熟成の秀逸なヴィンテージワイン、
スペシャルキュヴェであることは間違いありません。

使用する葡萄畑の格付けの平均は95%。45の村のグランクリュ、プルミエクリュ(畑の格付け)を
中心に、約200の葡萄栽培農家と契約をしています。

普通どこでも契約農家からぶどうを購入しています。要はどれだけ良質のぶどうを確保できるかです。
日本酒の蔵元が米を造っている訳ではないですよね?

逆に言うと、前回ご紹介したレコルタン・マニュピュラン(RM)であるアラン・ロベールの偉大さ
が際立つという訳です。

それはともわれ、セレブレス・エクストラ・ブリュットはシャルドネ64% の秀麗な質感とピノ・
ノワール36%の重みのある質感が良くマッチした一品です。

味はマロラクティック発酵をしていないためでしょう、凝縮感の高い青リンゴの酸味がし、ナッツ、
レーズン等クリーミーで豊潤な風味、つまりバランスの良い酸味とふくよかさが同居しています。

ゴッセははずれが無いと言われているからプレステージ・ヴィンテージの「セレブレス」でなくても、NV(ノン・ヴィンテージ)の「ブリュット・エクセレンス」でもそれなりに楽しめるでしょう~



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アラン・ロベール・ル・メニル・レゼルブ1990 [シャンパン]

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アラン・ロベールというと世界中の高層建築物を命綱無しで登る「スパイダーマン」の
異名を持つ、とてつもないフランスのフリークライマーを思い出す人も多いかも知れません。

でも、シャンパンブランドにもとてつもないアラン・ロベールがあるんです。

「消えゆく伝統を守る最後の作り手」と称され、まさに消えつつある「アラン・ロベール」です。

有名なクリュッグやサロンと同じメニルの村に本拠地を置き、ブラン・ド・ブランのベスト5を選ぶとすれば、
ジャック・セロスとテタンジェを加えた5つというのはまぁまぁ異論がないところでしょう。

ネゴシアン・マニュプラン(自社畑を持たないあるいは一部持っている醸造・販売業者)主流のシャンパン業界
の中で、17世紀から400年近くに渡り自社の畑のみのブドウにこだわったレコルタン・マニュピュラン(自社畑
だけのぶどうを用いる醸造・販売業者)として、際だった個性を発揮していました。

生産量はすべて併せて11万本ほどでしたから少ないですよね。

グランクリュ畑のル・メニルの葡萄のみを使い、シャルドネ100%。
この頑なまでに伝統的な手法にこだわるアラン・ロベールのシャンパン造りの結晶メニル・ルゼルヴは平均樹
齢30年の葡萄より作られ、一次醗酵は大樽(デュミ・ミュイ)で行われます。
ルゼルヴの二次発酵は一般的なボトル・キャップで栓をした瓶で行わます。
デゴルジュマンまで、メニル・セレクションやヴュー・ドゼより長い期間、ワインは澱の上に寝かせられます。

アラン・ロベールは、シャンパンの大手にはつき物のPR活動などには全く興味を示さないし、流通量も少ない
為、かつては知る人ぞ知る存在でした。
ですが、ロバート・パーカーなどが早くから最高評価の「5ツ星」をつけたりしたので、有名になっていったのです。

またアラン・ロベールのシャンパンを特徴付けるのが、拘りの「長期熟成のシャンパン」を、より良い状態で熟成させたいと願うゆえに、「マグナム・ボトル」の瓶詰めを通常
の生産者達の割合より、かなり多く瓶詰めしています。
商売ベースで考えれば、どう見ても750mlにした方が儲かるわけですが、より良い
シャンパンを世に送り出すためにあえて「マグナム・ボトル」でにお出荷を多くしているのです。

そんな、職人気質丸出しのアラン・ロベールですが、貴族の流れを組む10代当主は畑作業の服では、お客の前に姿を出さざちゃんと着替えて会うそうです。

残念なことにアラン・ロベールは引退してしまって新しいものは造っていません。
ですから、もしお店で見つけたら迷わず買うことをお薦めします。
もう、二度と飲めないでしょうから・・・


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サロン・ブラン・ド・ブラン 幻のシャンパン [シャンパン]





サロン・ブラン・ド・ブラン・・・

滅多に手に入らないものを良く「幻の〇〇」って言いいますよね。


まさにサロン・ブラン・ド・ブランは幻のシャンパンと呼ぶににふさわしいと言えるんじゃないで
しょうか~?


1911年創業、初ヴィンテージ1921年、それ以降造られたのが99年ものまで、わずか37回と言
われています。


サロンは当り年と言われる年のみ造られ、その熟成には最低10年かけます。

しかも、造られる量が少なく約5万本、そのうちの90%以上は高級レストランを始めとした固定客
に抑えられていますから、マーケットに出るのは約5,000本、それを世界中のワイン販売業者が奪い
あっている状況です。


もともとパリの高級レストラン「マキシム」でセレブの間で評判になった経緯もあるかもしれません。


そのへんが幻のシャンパンと言われる所以ですね。


ちなみに、それ以外の年は「ドゥラモット」というブランドのシャンパンになります。


ブラン・ド・ブランはシャルドネ種100%使用したシャンパンのことですが、シャルドネ自体が
シャンパーニュ地区で作付面積は27%ほどしかなく、しかもその中で良質のシャルドネはもっと
少ない訳です。


サロンはル・メニル・シュール・オジェ村のシャルドネで造られていますが、こことその隣の
オジェ村はコート・デ・ブラン地区でも最も表土が薄く、ミネラルが特徴的なシャルドネを造ります。


コート・デ・ブラン地区はブルゴーニュのシャブリと同じく、白亜質(キンメリジヤン)の土壌に、大理石など豊富なミネラル分が含まれる、シャルドネに最適なテロワールと言われています。


その中でもル・メニル・シュール・オジェ村とオジェ村はブラン・ド・ブランの聖地と言われており、最高のシャルドネを生み出す中腹の斜面は、クリュッグ、ヴーヴ・クリコ、モエ・エ・シャンドン、
アンリオ、ギィ・シャルルマーニュ等、限られたメゾンとドメーヌに限られています。


ここのシャルドネは若いうちは固く酸味が強いですが、齢を重ねるごとにナッツやコーヒー、トロ
ピカルフルーツの味わいが醸しだされてきます。


ステンレスタンクを使うのにこういう味わいのあるテイストがあるのはここのシャルドネ種のおか
げなんですね。


逆に、長期熟成しないと味わいがでないシャルドネ種といえるかもしれません。


いずれにしましても、ここまで完璧を目指したシャンパンは無いんじゃないでしょうか?


というもののも、創業者のユジューヌ・エメ・サロンが趣味で造ったシャンパンだからです。

そのへんのところはドン・ルイナールと相通じるところがあるかもしれません。

なにしろマーケットに出回る本数が少なく、なかなかお目にかかるチャンスも少ないでしょう。


このシャンパンこそ人生最大の記念日に開けられる1本に違いありません。



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ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン・ローズラベル [シャンパン]




概ね、シャンパンにつく名前って日本人にとって、いい響きなものが多いですよね?

そんな中でも個人的にはこの「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」が気に入っています。

決してタイのキックボクサーの名前ではないですよ〜

日本語にすると「クリコ未亡人」っていう意味です。別にボクが未亡人が好だからっていうわけじゃ
ないですよ(笑)

でも「ヴーヴ・クリコ」って・・・なんか響き良くありませんか?

あと、ドン・ルイナールとルイ・ロデレールって間違わないですか・・・?


それはともかく・・・(笑)


シャンパン業界はワイン業界と違い黎明期から女性が活躍していて未亡人や婦人が重要な役割を果たしていることが多かったですよね。

ヴーヴ・グリコはポメリー夫人と並んで最も有名なシャンパン業界の未亡人でしょう。

ちなみのポメリーはこんな感じ




ボクが若かりしき頃、初めてシャンパンらしいシャンパンを飲んだのがポメリーなので想い出深いです。


ヴーヴ・クリコはシャンパン事業をやっていた夫が亡くなった時にシャンパン・メゾンを解散させれられそうになっ
たのでしたが。それを振り切って、自らシャンパン事業を継いだのでした。

その後、積極的にロシア市場を開拓して拡大していったり、効率的なルミュアージュ(動瓶)の方法や、デゴル
ジュマン(澱抜き)の方法を編み出したりして、単に一シャンパン・メゾンに留まらないシャンパン業界に大きな
足跡を残したのでした。

また、いち早く赤ワインと白ワインをブレンドしてシャンパンのロゼを世に送りました。

赤ワインと白ワインをブレンドしてロゼを造ることはシャンパンではよくあります。いわゆるピンクシャンパンと言
われているものですね。

これが通常のワインだとロゼの特長が出ないということになるんでしょうが、シャンパンの場合は味うんぬんというよりも見た目がキレイだからということでしょうね。

このへんのところは女性的な感性でしょうね~、男だったらなんか拘っちゃうとこかも~

ヴーヴ・クリコといえばイエローラベルですが、実は記念日にはこっちの方がオススメなんです。

記念日にシャンパンを買う場合、ほとんどが女子がらみですよね?

まず100%の確率で受けます!

しかも、プレステージ・シャンパンの中でも安い!

シャンパンを飲みながらさきほどのウンチクを話せばまず彼女の目はウルウルしてくるでしょう!

これは何回も実証されていますから、どなたがやられても再現性は高いと思います。

もし、あなたの彼女がミーハーであればモエの方がいいかもしれません。
こんな感じです。




モエってさ、ヴィトンと同じグループのブランドなんだよなんて言うといいかも〜
(ちなみにクリコもそうなんですが・・・)

あるいは、一世を風靡したブリテッシュバンドのクイーンの初期の頃の大ヒット作「キラークイーン」でも歌わ
れているんだよねとか。

・・・それはともかく、ヴーヴ・クリコ ローズ・ラベルはヴィンテージのグランダムに比較して
お買い求めやすい価格ですから、ちょっとしたしたお祝い、女子の誕生日なんかにはホントにおスス
メなんですね。

ちなみにこのグランダムは、シャンパーニュ地方で彼女の偉大な実績を讃え「ラ・グラン・ダム」(偉大な女性)と呼んだことから名づけられています。


ヴーヴ・クリコ社は約280haのブドウ畑を有し、このうち160haがグランクリュであり、その他もクリュです。
年間平均出荷本数は900万本で、全長24kmにも及ぶ地下25mのセラーには約4,000万本分のボトル
と3億2,000万本分のストックが眠っているとのことです。

えっ、ホントですか〜?って感じですよね〜(笑)

ヴーヴ・クリコは「まず何よりも品質、それが最も大事な事」という言葉を残しており、これが現在に至るまでのヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社の社是になっているとのことです。

日本人に良く通じるモノ創りの発想ですね。

サスガです!


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テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン シャンパーニュ伯爵の白 [シャンパン]



「テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン」

長い名前ですね~(笑)

日本語に意訳すると、
「テタンジェ・シャンパーニュ伯爵ブランド・シャルドネ100%」って感じですかね~

テタンジェ社が誇るプレステージ・シャンパーニュ・ブランドです。

「コント・ド・シャンパーニュ」とは冒頭の意訳通りシャンパーニュ伯爵を意味し、十字軍遠征の際に
シャルドネ品種の祖となるぶどうの苗木と最も美しいバラ言われたダマスクローズをキプロスから持ち
帰ったといわれるシャンパーニュ伯爵チボー4世に敬意を表して名づけられました。

シャンパーニュ伯爵邸はシャトー・ラ・マルケットリーと言われており、1734年に建てられ西にピレリーの村を見下せる丘の中腹にあります。

14世紀にサン・ピエール・オー・モン修道会がこの丘にぶどう畑を開き、その区画が寄木細工(マルケットリー)ににていることからこのシャトーの名がつけられました。

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第一次世界大戦の時にシャトー・ラ・マルケットリーはフランス軍部に接収され、参謀本部になりました。若き日のその後のテタンジェ創業者ピエール・シャルル・テタンジェ司令官はこの館が気に入り、約20年後に夢を叶え手に入れたのでした。

それ以来、テタンジェは近くの優良な畑を買い広げ、またシャンパン・メゾンの中で3番目に歴史のあるメゾンを買収しシャンパンビジネスを拡大していったのです。

現在テタンジェ社は3代目ピエール・エマニュエル・テタンジェのもと、280haに及ぶ自社畑と、優良な畑を所有する個別のブドウ栽培者からの買いブドウにより、シャルドネを主体とした、洗練されたエレガントなシャンパンを提供してくれるシャンパンメゾンです。

テタンジェ・コント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランはシャルドネ種の聖地コート・デ・ブラン地区の4つ村で栽培されたグラン・クリュを主体に創られています。サロンやドン・ルイナールのブラン・ド・ブランに並ぶ伝統のあるブラン・ド・ブランです。

一次発酵はステンレスタンクで行い、その後全体の5%だけオーク樽の新樽で4カ月熟成してブレンドして瓶詰めされます。

5%だけオーク樽の新樽を使うのはテタンジェの伝統で、トースト香やバター香など、ちょっとしたアクセントを加えるためです。

その後、約10年間地下セラーで寝かされてから販売されます。

テタンジェ社の地下セラーは4世紀のローマ帝国の時代からクレイエル(白亜質石灰石を切り出された後にできた地下洞)で、一時はキリスト教徒が迫害を逃れるための隠れ家ともなったり、時が変わりベネディクト派の修道士達のシャンパン貯蔵庫にもなったとのことです。
現在のアーチ構造の地下セラーには、現在、テタンジェ社の何百万本ものシャンパンが熟成の時を待ちながら眠っています。

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毎年この地下セラーには75,000人のビジターが訪れ、シャンパーニュ地方のゴシック様式建築の代表的なものとなっています。

シャンパンの表現としては、ややグリーンがかった輝きのある淡い金色が美しく、きめの細かい泡が立ち上る。かすかにトーストした香りが感じられる一方で、非常にフレッシュな香りが広がる。砂糖漬けの柑橘類の果皮や、ヴァニラタルト、ローストしたアーモンドに、ライムの花など様々な香りが楽しめる。口に含むと最初は熟したレモンのような柑橘系のいきいきとした風味が感じられ、次にグレープフルーツの砂糖漬けのような繊細な風味が続く。余韻も長く続きます。

料理との相性としてはシーフードのオードブルなど、魚介類とともに。トリュフののったホワイト・ツナのカルパッチョなどがいいとのことです。

フランス大統領の晩餐会で使われることも多く、ショーン・コネリー主演の頃の007シリーズでは、ジェームス・ボンドお気に入りシャンパンとして、「ロシアより愛をこめて」と「カジノ・ロワイヤル」で使われています。

今はボランジェですが・・・


このシャンパンは記念日に使うのはちょっと難しくて、ある程度この手のことに詳しい年配の人が
ターゲットでしょうね。

数あるブラン・ド・ブランの中でも最も秀麗かつエレガントなあなたのセレクトに・・・

きっと驚くとおもうなぁ!



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ドン・ルイナール・ブラン・ド・ブラン シャンパンの歴史を刻む [シャンパン]



シャンパンっていつごろ作られたかって知っていますか?

17世紀中頃、フランス北東部マルヌ県オーヴィレール村でベネディクト派修道会の酒庫係修道士
のドン・ピエール・ペリニヨンが発酵の完了していないワインに、たまたま当時使われはじめた
コルク栓をして放置しておいたところ、瓶の中で二次発酵し偶然に発泡性をもたらしたのが最初
と言われています。

ドン・ペリニオンの名は日本で高級シャンパンの代名詞ドンペリで有名ですね。

そのドン・ペリニヨンと同じベネディクト派修道会の高僧であったドン・ティエリー・ルイナール
が、貴族たちの間で人気を博している発泡性のあるワインに注目し、その製法を甥であるニコラ・
ルイナールに伝授したのをきっかけに、ルイナール280年の歴史が始まったのです。

日本だと暴れん坊将軍吉宗の時代ですね。

吉宗の暗い時代にシャンパンが生まれたっていうのも皮肉なもんです。

元々ニコラ・ルイナールはリネン製品の商人であり、得意先への贈り物として自家製シャンパン
を作る程度でした。

しかし、自家製シャンパンの評判が大変良く、ついにはリネン製品よりシャンパンの注文の方が
上回る様になったので醸造の仕事を本業とし始めたというのです。

さすが、商人、先見の明がありますね!

ニコラの孫、ジャン・イレネーが後を継ぐと、熱心に自社のシャンパンを売り込み、スペイン王や
ナポリ王等の有名顧客を獲得し、その後世界に広まっていったのでした。

ルイナールは、伝統製法とシャルドネ種にこだわり、8kmにもわたる地下のクレイエル(古代の
石灰岩石切り場)でゆっくりと熟成させています。

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この天然のセラーは、フランスの歴史的建造物に指定されている唯一のクレイエル(古代の石灰岩石
切り場)です。
その深さと石灰岩の性質が、一定した低い気温とシャンパンにとって最適な湿度をキープし、
高品質な泡を生み出している訳です。

シャルドネの個性を完璧に表現することに徹底的にこだわり続け、何世紀もかけて光り輝く特別な
シャンパンを磨き上げた訳です。

プレステージ・キュヴェ「 ドン・ルイナール 」は、グラン・クリュのシャルドネを100%使用し、
少なくとも8年の瓶内熟成をしています。

シャルドネ100%のキュヴェを使用しているルイナールは、ちょっと他のシャンパンの味わいとは
違いますね。

繊細で長く続くパールのような泡立ちとともに、ブリオッシュやローストアーモンドなどの芳醇な香
りっていったところでしょうか?

伝統製法とシャルドネ種にこだわり続ける「ルイナール」
ヨーロッパの王室をはじめ、多くのセレブに愛されてきた最高級品です。


このシャンパンを記念日に使うのはちょっと難しいですね〜

相手も自分も上級者向けですね。

1歩間違うと宝の持ち腐れになります・・・

しかし、はまると・・・


ルイナールの代表的なシャンパン「ドン・ルイナール・ブラン・ド・ブラン」はブラン・ド・ブラン
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ルイ・ロデレール・クリスタル セレブ御用達シャンパン [シャンパン]



シャンパンというと豪華な感じ、セレブの代名詞ですね。
そのシャンパンの中で最もセレブが大好きで最高にゴージャスなシャンパンはというと、
たぶんルイ・ロデレール・クリスタルが最右翼でしょう。

歌手のマライヤ・キャリーが楽屋でいつも用意していたり、ブラッド・ピット、ジェニファー・ロペスらハリウッド
スターやベッカム夫妻のお気に入りだったり・・・、上げればキリありません。



 1876年、ロシア皇帝アレクサンドル2世専用シャンパンとしてルイ・ロデレールに特別に造ら
せた「クリスタル・ブリュット」ですが、特別に仕立てられたクリスタル製のボトルに瓶詰めされて
いたことからこの名がついたとのことです。

当時のデザインそのままという美しい透明のボトルの瓶底がフラットになっているのは皇帝の暗殺
防止のためと言われていますが・・・?

自社畑比率75%、畑の格付け率98%という他に比べ群を抜いて高い割合を誇るルイ・ロデレール。
葡萄の出来が良い年にだけつくられるというヴィンテージのクリスタルは、自社畑のなかでも100%
グラン・クリュから選ばれた最高の葡萄のみを用いてつくられます。
全て自社畑から厳選したシャルドネ45%とピノ・ノワール55%からなり、力強さと繊細さが高次
元で調和しています。
また瓶詰め後の熟成はなんと平均5年間に及び、プレステージ・シャンパーニュのなかでも長期の
熟成を誇ります。

澱とともに長期間熟成されることによって、葡萄の旨みがふんだんに溶け込み、より味わい深くな
っていくわけです。

世界で最もゴージャスなプレステージ・シャンパンと言って過言ではないでしょう。


有名な醸造責任者ジャン・バティスト・レカイヨン氏によると、「2005年は暑い気候と雨が重なり、
困難なヴィンテージとなったが、寛容で完熟したタッチがあり、熟成可能な味わいになった。」との
ことです。

白系の花、シトラス、豊潤な果実の特徴を見事に表した力強い味わいが、 細かくクリーミーな泡に
よって心地よく包みこまれており、 上品な長い余韻がいつまでも続きます。


これぞセレブの為のセレブな1本!


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クリュッグ グランド・キュヴェ 故ダイアナ妃を偲んで味わうシャンパンの帝王 [シャンパン]



毎年、この時期になると故ダイアナ妃暗殺陰謀説が出てきますね。
亡くなってから早いもので、もう16年経ちます。

息子のウィリアム王子も結婚し、先日、キャサリン妃との間で元気な男の子が生まれました。
ダイアナ妃もきっと天国で喜んでいることでしょう。

その、ウィリアム王子とキャサリン妃の晩餐会の時に供されたシャンパンはローラン・ペリエ
でしたが、チャールズ皇太子とダイアナ妃の晩餐会ではクリュッグのヴィンテージ1969年が
供されました。

クリュッグは「シャンパンの帝王」と言われ、家族経営で有名なシャンパンメゾンですが、実は
有名なのはヴィンテージでなくアッサンブラージュ(ブレンド)されたクリュッグ グランド・キュヴェです。
通常、アッサンブラージュ(ブレンド)されたシャンパンはノン・ヴィンテージ(NV)と言われ
ますが、クリュッグ グランド・キュヴェに関してだけはマルチ・ヴィンテージ(MV)と言われ
ます。

その辺の事情を、クリュッグ家では「グランド・キュヴェがノン・ヴィンテージなら、ロールス
ロイスはただの車だし、ローマ法王はただの司祭になる」と言っています。

う~ん、すごい自信ですね。

しかし、「シャンパンの帝王」と言われている訳ですから、その自信もちゃんとした裏付けがある
訳です。

例えば、多くのシャンパンメゾンが樽を使用せずステンレスタンクを使用する中、1843年の創業時
からこだわっている小樽による一次発酵です。
もちろん、一概にステンレスタンクがいけないと言っている訳ではなく、その樽も平均して30年以
上の古樽を使い、低温で長期発酵させることで他のシャンパンには無い複雑さがかもし出している
とこがスゴいですね。
自社畑と長期契約した厳選された栽培農家のブドウのみを使い、6年に渡る瓶熟成など、いろいろ
なところにこだわっています。


現在の当主、6代目のオリヴィエ・クリュッグは日本と縁が深く、親日家でよく知られています。
1990年から2年間、日本の輸入業者で研修していたこともあります。

最近では、日本の新潟県・燕市の玉川堂の鎚起銅器の技術に惚れ込み、日本の着物をイメージし
た優雅な形状のクリュッグオリジナルのボトルクーラーを創りました。

>>「KRUG(クリュッグ)と玉川堂のコラボレーション」


クリュッグの熱狂的なファンのことをクリュギストと言いますが、そんなことを言われる
シャンパンも珍しいですね。
有名なとこでは、ココ・シャネル、ヘミングウェイ、マリア・カラスそしてエリザベス女王
がいます。
冒頭のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式の晩餐会でクリュッグが供されたのも、必然だ
った訳です。

そう、マリア・カラスって言ってももう知らないって人もいるかもしれませんから、
You Tubeで見て下さい。20世紀を代表する歌姫です。


そんな、セレブなシャンパンこそあなたの大切な記念日にピッタリでしょう。


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ボランジェ・ラ・グランダネ【007御用達】 [シャンパン]




ボランジェは、ジャック・ボランジェによって1829年に創業され、その名前を冠した名門
シャンパン・メゾンです。

007ジェームス・ボンドの御用達でも有名ですね~
原作では「ダイヤモンドは永遠に」に登場し、映画「007」シリーズでは1973年公開の第8作
「死ぬのは奴らだ」から2012年の最新作「スカイフォール」まで、ジェームス・ボンドが愛飲
するシャンパンとして、約40年に亘り計13作品においてスクリーンを彩ってきました。


もちろん英国王室御用達で1884年からワラントを受けています。

シャンパンにヴィンテージ物とノンヴィンテージ物(NV)があるのはご存知ですか?

ラ・グランダネに限りませんが、ヴィンテージ物はブドウの当たり年にのみ造られます。

ということはヴィンテージ物はそれだけピュアでうまいってことですね〜

特にボランジェがヴィンテージを作るということは、それだけ特別な年という訳です。


ラ・グランダネは畑のグランクリュとプルミエクリュのブドウのみをオーク樽で一次発酵
させ、コルク栓をしてカーヴで最低でも5年間熟成させます。
100%樽発酵を実現しており、メゾン専属の樽職人が3.000もの古樽の手入れを行ってるそうです。

ヴィンテージの特性と同時に、ボランジェ・スタイルとも言える「テロワールの素晴らしさ」
「伝統的製法」が感じられるシャンパンな訳ですね。


04年はその中でもヴィンテージのベストとも言える一本になるでしょう。


現在も、設立当時から変わることなくボランジェ一族によって、生産における厳しい基準が保
ち続けられている訳ですが、1992年には、こうしたメゾンが長年守り続けてきた製法と基準を
表す「倫理と品質」を『ボランジェ憲章』として発表しました。

・163haもの広大な自社畑で栽培されたぶどうを60%使用すること。
 (そのうち97%は格付けのある畑です!!)
・キュヴェ(一番搾り)のみ使用すること。
・第一次醗酵は畑別、品種別に行うこと。
・ピノ・ノワールを基礎に置くこと。
・一次発酵はオーク樽で行うこと。

などなどです。


家族経営を今でも続け、独自性を構築しているボランジェ。

彼らの自信と誇りが、最高水準のワインを作り続ける原動力とも言えるでしょう。

ちょっと高いかなという感じかも知れませんが、逆に記念日にピッタリといえる
1本になるでしょう〜


ぜひ一度、その味わいを体感してみてください!!

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ローラン・ペリエ【ロイヤルウエディング晩餐会】 [シャンパン]





「記念日にシャンパン」第2弾も、引き続き「ロイヤルベビー」誕生記念といことで、
ウィリアムス王子&キャサリン妃に縁が深い「ローラン・ペリエ」のご紹介です。

お昼のレセプションに供されたのは第1弾で紹介した「ポル・ロジェ」でしたが、夜の
晩餐会で供されたのは「ローラン・ペリエ・ブリュト・L-P」と
「ローラン・ペリエ・ロゼ」でした。

ローランペリエは家族経営では最大の規模のシャンパンメゾンということで有名です。

もちろんフランスでの人気に留まらず世界160か国へ輸出され多くのVIPたちに愛さ
れているわけです。1998年にはイギリスのチャールズ皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)の
ワラントも受けていますね。世界に誇る英国王室御用達のシャンパンになったわけです。
それが縁でウィリアムス王子&キャサリン妃のバッキンガム宮殿の晩餐会に選ばれたんでしょう〜


このシャンパンのキーコンセプトは「フレッシュ」、「エレガント」、
「ウェル・バランス」3つです。

ステンレスタンクを導入しシャルドネを主体とした「ブリュット L-P」は、まさに
そのスタイルを体現しているといえるでしょう。

また一方でピノノワールを主体としたロゼは、やはり「エレガントさ」を求めるべく
セニエ法により造られているのでよりエレガントなスタイルに仕上がっています。

シャンパンはロゼの造り方として白ワインと赤ワインのブレンドが認められており主流となって
いますが、ローラン ペリエではワインのロゼの醸造法と同じ仕込みをして色が適度に抽出された
時点で醪からワインを抜き取るセニエ法という醸造法を採用しています。

セニエ法は色みの加減など醸造工程の管理に手間がかかりますが、よりピュアでエレガントな
スタイルに仕上げることが可能な醸造法と言われています。

えっ、エレガントって何って方は是非ローラン・ペリエとスパークリングワインを
飲み比べて下さい。

きっと、違いは分からないでしょうー(笑)

冗談はともかく手間をかければかけるほどおいしくなるという訳ですね〜!


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